【島根観光】出雲大社周辺のおすすめ観光スポット14選!神話や歴史の名所も紹介

2024/05/13

【島根観光】出雲大社周辺のおすすめ観光スポット14選!神話や歴史の名所も紹介

島根県屈指の観光名所として名高い出雲大社。良縁祈願をはじめ、子授や夫婦円満、五穀豊穣や商売繁盛などのご利益が得られるといわれている、国内有数のパワースポットです。
御本殿や摂末社、神楽殿をはじめ境内だけでも数多くの見どころがあり、ゆっくり観光しようとすると3時間から4時間はかかるといわれています。
今回は、そんな出雲大社を観光する際に合わせて立ち寄りたいおすすめの名所を15選ご紹介! 車無しで楽しめるモデルコースや女子旅におすすめのプランもまとめたので、出雲大社周辺を観光する際の参考にしてみてくださいね。

出雲大社を観光する際の大体の所要時間

出雲大社の平均所要時間は40分から1時間ほど。宝物殿などを観光する場合はさらに30分ほどかかります。加えて、神門通りや古代出雲歴史博物館なども含めて、ゆっくり全体を散策する場合は3時間から4時間ほど必要になります。
また、素鵞社を含めた御本殿以北は16時半以降通行禁止になるため、素鵞社の観光も考えている方は優先して足を運ぶのがおすすめ。

【出雲市大社町】稲佐の浜

見逃せない日没時の絶景

国譲り、国引きの神話の舞台となった、稲佐の浜(いなさのはま)。出雲大社の西約1kmに位置しています。毎年旧暦の10月10日の夜に「神迎(かみむかえ)神事」が行われる場所でもあり、八百万の神々が出雲に集う際は、この浜を通るといわれています。海を司る神・豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る祠が設けられた弁天島は、この浜のシンボル。弁天島越しに夕日が沈む美しい光景は、日が沈む聖地出雲の祈りの歴史を語り継りつぐとして、日本遺産「日が沈む聖地出雲」の構成文化財の一つとなっています。夕暮れ時に訪れたいスポットです。

【出雲市大社町】島根県立古代出雲歴史博物館

貴重な資料から古代出雲の歴史を紐解く

出雲大社に隣接する博物館。出雲大社境内遺跡から出土した「宇豆柱(うづばしら/出雲大社本殿遺構の棟を支えていた3本の巨大な柱材)」、出雲市の荒神谷遺跡から出土した銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本や雲南市の加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸39個を間近に見ることができます。数々の貴重な歴史資料がずらりとならぶ展示は圧巻のひと言。平安時代の出雲大社本殿10分の1サイズ復元模型からは、古代の人々にとっての出雲大社の存在の大きさがうかがえます。出雲大社の参拝前後に訪れると、より理解が深まりますよ。

ゆっくり過ごせるカフェや期間限定の企画展&ワークショップも魅力

館内では宇豆柱や太刀を始めとした数々の宝物や、古事記や日本書紀といった神話の世界を視覚的に楽しめるコーナーなどの常設展示のほかにも、期間限定の企画展や博物館の裏側が知れるバックヤードツアー、ワークショップなどのイベントを定期的に開催。いつもとは違った角度から、出雲大社の魅力や歴史にふれることができます!
ゆったり出雲大社や管内の観光を楽しんだ後は、併設のカフェでホッと一息つくのもおすすめ。

【出雲市大社町】出雲縁

上品な魅力を持つアクセサリーの数々

「縁結びの地」出雲で生まれたアクセサリーブランドショップ。シンプルながらも洗練された美しさを持つ指輪、ネックレスを販売しており、出雲大社周辺でデートや観光を楽しむ方から高い人気を集めています。
素材となっている「シルバー925」にはニッケルやコバルトなどの成分が含まれておらず、金属アレルギーが出にくいのも魅力。

手軽に本格的なアクセサリー作りを経験

結婚指輪やシルバーリングの手作り体験サービスも人気。約1時間で手軽に作ることができ、その日のうちに持って帰れます。
指輪選びから完成までスタッフがしっかりサポートしてくれる上、当日は手ぶらで参加OK。さらに体験内容も本格的で、ハンマーで叩いたり、工具で形を作ったりとしっかり手作り体験が楽しめます。
出雲大社で夫婦円満や縁結びの御利益を頂いた後は、こちらの観光スポットで愛を形にしていきませんか。
※出雲大社から徒歩約2分

【出雲市西園町】長浜神社

「国引き神話」の主人公を祀る神秘的な神社

国土生成の神話、「国引き神話」の主人公である「八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)」を主祭神として祀っている神社(通称・妙見さん)。
この神様は、海の向こうの土地に綱を引っ掛け、大地の一部を引き寄せたというご事跡から、綱引きの祖=不動産事業の神様、武道・スポーツ上達、勝負に勝つ神様として広く親しまれています。
一年を通して催事を行っており、10月上中旬の日曜日には綱引きに関連した大会やハズレ無しの福引きも開催! 神話と関連深いこの土地で、その逸話により深く触れてみませんか。

豊臣秀吉ゆかりの松や霊験あらたかな名所にも注目

境内には、勝負に勝つ神様として信仰されるきっかけになった豊臣秀吉ゆかりの「弓掛けの松」や、1991(平成3)年におきた台風19号の折身代わり稲荷といわれている「正一位稲荷大明神(しょういちいいなりだいみょうじん)」など見どころ満点。
出雲大社と合わせて立ち寄り、さらなるパワーチャージを狙いましょう。
※出雲大社から車で約14分

【出雲市西新町】島根県花ふれあい公園しまね花の郷

子連れ旅行にもおすすめな広々とした公園

四季折々の花々と絶景が堪能できる癒やしの公園。出雲大社から車で約20分ほどの場所にあり、参拝後の観光にもピッタリです。園内には子どもがのびのび遊べる遊具や、雨の日でもゆったり花を見られるガラスの温室などが設置されており、家族連れの観光からデートまで幅広いシーンで堪能できます。

季節に応じたイベントも盛りだくさん

こちらの公園は、定期的にイベントを行っている活気あふれる観光スポット。2024年4月20日(土)から5月12日(日)までの間は「春のフラワーフェスタ」を開催。花カレンダーのプレゼントやキッチンカーが出店するマルシェなど楽しい企画が目白押しです!
ほかにも、しまね花の郷20周年記念特別展示やあじさいフェスなども企画されているので、ぜひ公式HPをチェックしてみてくださいね。
※出雲大社から車で約20分

【出雲市斐川町】ガラス工房Izumo

穏やかな空間でのんびり吹きガラス体験

ガラス作家の夫婦が営む、アットホームな穴場ガラス工房。小学生以上からガラス吹き体験をすることができ、旅の思い出が作れます。普段使いしやすいグラスから、ちょっとしたプレゼントやインテリアに最適な一輪挿しまで幅広く制作できますよ。
講師の方が丁寧にレクチャーしてくれることや、自宅への発送サービスなども充実しており、初心者でも気軽にガラス制作デビューができます!

見ているだけで心躍るガラス作品がズラリ

併設されているギャラリーには常時約300点の作品が展示されています。ビアグラスや酒器セット、パスタ皿などの食器類から、ガラスで作られた鏡餅や干支の置物といった、部屋をパッと華やかにしてくれるようなインテリアなどがずらりと並んでいます。
作品はすべて一点物で、特別感があるのも魅力。ちなみに、オリジナルの制作依頼も可能です。
※出雲大社から車で約23分

【出雲市西林木町】しっとりつるつる北山温泉

極上の炭酸泉に浸りながら出雲神話に思いを馳せる

出雲大社や周辺を観光した後で立ち寄りたい日帰り天然温泉。県内でもめずらしい人工高濃度炭酸泉の露天風呂や、神経痛や慢性皮膚病改善などに効能がある琥珀色の天然温泉(泉質・アルカリ性単純温泉)、サウナなどがあり、ゆっくりと旅の疲れを癒やせます。
1時間500円から利用できる個室も用意されているため、プライベートな時間を楽しみたい方も安心。また、出雲神話にも登場する北山山系を一望できるのも魅力です。

県内でもめずらしい人工高濃度炭酸泉の施設

それぞれの効能や景観もさることながら、温泉の入り心地自体も極上な北山温泉。露天風呂で楽しめる炭酸泉には肌を引き締めてハリのある美肌にしてくれる働きがあり、女性からも高い評価を得ています。季節ごとに移りゆく北山山系の絶景を堪能しながら、じっくり美肌になりましょう。
※出雲大社から車で約23分

【出雲市乙立町】立久恵峡

巨岩がそびえ立つ景勝地

「出雲の秘境」と称される、立久恵峡(たちくえきょう)。火山活動と神戸川(かんどがわ)の侵食により生み出された高さ100mを超える巨大な奇岩が約1kmにわたって連なる光景は、見渡す限りの絶景です。新緑や紅葉など、季節ごとに移り変わる景色も魅力。周辺には遊歩道が整備されており、苔むした石仏やつり橋など、さまざまな見どころを巡りながら散策が楽しめます。歩いたあとは、そばに湧き出る立久恵峡温泉で疲れを癒やすのもいいですね。

【出雲市大社町】出雲日御碕灯台

展望台からは広大な日本海を一望

「世界の灯台100選」にして、国の重要文化財に指定されている白亜の灯台。日御碕(ひのみさき)の海岸沿いに1903(明治36)年に設置されて以来、今なお海を照らす歴史的・文化的価値の高い灯台です。地上からの高さは43. 65m石造の灯台としては日本一の高さを誇り、らせん階段を上がり展望台に出れば、日本海の大パノラマが視界いっぱいに広がります。「恋する灯台」に認定された2017年からは、毎年さまざまな時期に日没後のライトアップを開催。暗闇に照らし出される灯台は、より一層ロマンチックな雰囲気に包まれます。

【出雲市大社町】神門通り(出雲大社正門前商店街)

にぎわいあふれる表参道

出雲大社の表参道である神門(しんもん)通り。宇迦橋(うがばし)の大鳥居を起点として、およそ700mの道にさまざまな店が軒を連ねます。ご当地グルメの出雲そば、出雲ぜんざいのお店も多く、どこに入ろうか迷ってしまいそう。出雲神話「因幡の白兎」にちなんだうさぎをモチーフにした雑貨やスイーツは、お土産にぴったりです。街路樹の松の木や石畳が敷かれた神門通りは、参道らしいレトロな雰囲気が魅力。街歩きを楽しみながら、お参りに出かけましょう。2023年11月13日まで、出雲大社周辺から稲佐の浜まで決まった時間に走る乗り合い交通「グリーンスローモビリティ」も金・土・日・月曜日限定で運行中。観光の足として、使うのもおすすめです。

【出雲市大社町】道の駅「大社ご縁広場」

足湯が楽しめる道の駅

出雲大社本殿をほうふつとさせる、大きな建物「吉兆館」が目印の道の駅。屋根の上には、黄金の扇と鉾が輝いています。名物の割子そばや釜揚げそばなどが味わえる「そば処 吉兆」、生そば、山陰沖で水揚げされた海産物、島根の地酒などさまざまな特産品を購入できる「出雲物産館」などがあり、大社観光の途中で休憩するのにぴったり。出雲そばでお腹を満たしたあとは、「吉兆館」にある温泉を引いた無料の足湯で、観光で疲れた足を癒やしましょう。

【出雲市多伎町】道の駅 キララ多伎

海を一望できるロケーションが魅力

目の前に日本海の大海原が広がる「道の駅 キララ多伎」。地元・多岐で収穫される希少なイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を使ったグルメをはじめ、島根の味覚がそろいます。また、建物の海側にある遠浅の「キララビーチ」は、毎年夏に大勢の海水浴客が訪れる人気のビーチであり、「日本の夕陽百選」にも選ばれた、絶景スポット。夕暮れ時にテラスから眺める夕日と海のコラボレーションは、旅の疲れを癒やしてくれますよ。

【出雲市大社町】島根ワイナリー

ワインの芳醇な香りに包まれる

出雲大社から車で5分ほどの距離にあるワイナリー。広大な敷地内には、島根産のぶどうをつかったワインの製造工程を無料で見学できる「ワイン醸造館」、しまね和牛のバーベキューが楽しめる「バーベキューハウスシャトー弥山」、ワインの無料試飲やショッピングができる「試飲即売館バッカス」などがあります。試飲即売館内の一角「ワインバル バッカス」では、無料試飲で味わえないスペシャルシリーズ、プレミアムシリーズのワインをおつまみとともにゆったりと堪能することが可能。ワイン好きなら、思わず長居してしまいそうですね。

【出雲市浜町】出雲文化伝承館

この地に伝わる文化を知る

出雲地方の大地主・江角(えずみ)家の母屋と長屋門を移築した「出雲文化伝承館」。1896(明治29)年に建てられた建物の北側と西側に植えられた築地松(ついじまつ)や、平造り枯山水の回遊式庭園は出雲に伝わる文化を色濃く反映していて、見ごたえがあります。なかでも、書院から見る庭園は、心洗われる美しさ。出雲にゆかりのある作家の作品を紹介する企画展示室や、抹茶や和菓子がいただける茶室「松籟亭(しょうらいてい)」などもあり、出雲の風土や歴史を肌で感じられますよ。
※出雲大社から車で約7分

出雲大社周辺のおすすめモデルコース:一泊二日① ※車なし

免許がない方におすすめの車なしのモデルコース。出雲大社や周辺の観光名所をゆっくり散策した後は、宍道湖のほとりに立つ老舗旅館で旅の疲れを癒やします。
日本神話に登場する名所や、神話にゆかりのあるパワースポットを巡る出雲ならではの旅を楽しみましょう。

出雲大社周辺のおすすめモデルコース:一泊二日②

出雲大社や周辺の神話スポットに加え、名物グルメや温泉、中国地方でも指折りの美術館などを巡るモデルコース。良縁祈願と芸術鑑賞、食べ歩きが一度に堪能できる贅沢なプランです。
宿泊する宿は「日本三大美人の湯」である湯の川温泉を源泉100%掛け流しで楽しめる上、可愛らしい色浴衣が選び放題! 女子旅やカップル旅行にもおすすめですよ。

出雲大社周辺のおすすめモデルコース:一泊二日③

出雲大社をはじめ、稲佐の浜や神門通り、松江城など出雲・松江エリアの定番観光スポットを巡る初めての島根旅行に最適のモデルコース。カップルでの旅行や女子旅はもちろんのこと、気ままなひとり旅にもピッタリの名所をぎゅっと詰め込みました。

出雲大社周辺のおすすめモデルコース:一泊二日④

小学生のお子さんがいる家庭に特におすすめしたい、子どもも楽しめる家族旅行のモデルコース。一日目は出雲グルメを頂いた後、旅のメインのひとつである出雲大社に参拝。二日目はもう一つのメインスポットである清水谷製錬所跡(石見銀山遺跡)に向けて自転車で移動します。
心地良い風を浴びながら自然の中を走り抜ける爽快感や、ジブリを思わせる石見銀山遺跡の景観に、大人も子どもも病みつきになるはずです。

神話にまつわる歴史・文化に触れる旅に出かけませんか?

そこかしこに神々の足跡を感じられる、神話の国・出雲。現在の11月頃にあたる旧暦の10月「神無月(かんなづき)」を出雲では「神在月(かみありづき)」と呼ぶことからもわかるように、この時期は全国から八百万の神が出雲に集うといわれています。出雲大社の周辺では神様を迎え、見送るまでさまざまな神事が行われているので、その日に合わせて訪れるのもおすすめです。ぜひ、出雲で神様のご利益に預かる旅を楽しんでくださいね。

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