豊かな自然のなかに、古代の歴史が息づく神埼市。
弥生時代の暮らしがリアルに伝わる吉野ヶ里遺跡を筆頭に、
歴史スポットが多数あります。
縁結びの橋、願掛けができるご神水が湧く神社など、
開運が期待できるスポットも。
清らかな空気とパワーに満ちた場所を巡って、
運気も元気もアップする旅へ!
写真/山田大輔 スタイリスト/鼻先さや
ヘアメイク/白石真弓 文/西倫世
古社をお参りし、ランチはお隣にあるお寺カフェへ。
食後のおやつに銘菓を購入し、素朴な郷土民芸品・尾崎(おさき)人形の
絵付け体験にチャレンジします。
車 約40分
車 約40分
広大な吉野ヶ里歴史公園内、全長2.5kmの壕に囲まれた、日本最大規模の弥生時代の環壕集落跡地が吉野ヶ里遺跡です。約700年も続いた弥生時代の、すべての時期のそれぞれの特徴を表した遺構・遺物が発見された学術的価値の高い場所で、最も栄えた弥生時代後期後半(紀元3世紀頃)の集落を復元。かつての王や支配者層が住んでいた竪穴住居、物見櫓、祭殿、高床倉庫などの建物が約98棟、復元されています。一部の竪穴住居は中に入ることも可能。当時の生活用品が並び、弥生時代の暮らしがリアルに目に浮かびます。
住所/神埼郡吉野ヶ里町田手1843
電話/0952-55-9333
時間/9:00~17:00、6月1日~8月31日は9:00~18:00
定休日/12月31日、1月の第3月・火曜日
料金/大人(15歳以上)460円、中学生以下無料
車 約10分
車 約10分
創建から2000年近い歴史を持つと言われる日本有数の古社、櫛田宮。西暦100年ごろ、この辺りに乱暴な神様がいて人々を苦しめていたところ、景行天皇が櫛田大神を祀ると平和が訪れたことからこの地を「神幸(かみさち)」、転じて「神埼」と称されるようになったそう。境内には「琴の楠」と呼ばれる推定樹齢1000年以上のご神木があり、清浄な人が息を止めて周囲を7回半まわることができれば、琴の音色が聞こえ、願いが叶うという言い伝えがあります。ぜひ挑戦してみて。
住所/神埼市神埼町神埼419-1
電話/0952-52-3016
時間/自由参拝、社務所は9:00~17:00
定休日/なし、12月26~31日の祈祷は休み
料金/拝観料無料
徒歩すぐ
櫛田宮の本社の西側、安居寺(あんごじ)の境内にある寺カフェ。玄関を入って左が本堂、右がカフェスペースです。脊振(せふり)地鶏、肥前さくらポーク、脊振山にある本間農園の玉子など、地元産の食材を使ったランチをお寺らしいお座敷でいただきます。野菜たっぷり、やさしい味付けの手料理ですが、スパイスを多用したり、アジアの調理法を取り入れたり、家庭料理とはひと味違う、特別感あるメニューが喜ばれています。この日の主菜のバクテーの味わいに、「やわらかくておいしすぎる」と松井さんも感動!
住所/神埼市神埼町神埼420
電話/0952-53-3687
時間/11:00~16:00(ランチLO14:00)
定休日/日・月曜日 ※不定休あり
車 約5分
車 約5分
大正8(1919)年創業、2019年に創業100周年を迎えた老舗和菓子店。昔ながらの製法にこだわりながら、地元の菱(ひし)や桑を原料とした健康的なお菓子作りに力を入れています。名物は三代目となる現店主が開発に携わった「ひしぼうろ」。佐賀の銘菓「丸ぼうろ」を参考に、地元の特産品でポリフェノールが豊富な菱の皮を入れたそう。菱の風味はクセがなく優しい甘さ。小麦粉にうるち米を加えているので、食感はしっとり、もっちりです。神埼市が産学官連携で開発した桑菱茶を入れた、くわびしぼうろ(118円)もおすすめ。
住所/神埼市神埼町本堀2569-3
電話/0952-52-2888
時間/9:00~18:00
定休日/不定休
「菱」は池などの水面に浮かぶ水生植物で、神埼の特産品である「和菱」。ハートのような形で両端にトゲがあり、忍者道具のひとつ「まきびし」の由来という説も。神埼市では和菱の実の部分を使って焼酎を作っていたため、菱の皮の部分が大量に残ってしまい、活用方法を神埼市、西九州大学、神埼市菓子組合といっしょに考えて生まれたのが、「ひしぼうろ」です。
車 約10分
車 約10分
素朴な表情とコロンと丸いフォルムがかわいい、焼き物の人形・尾崎(おさき)人形。700年以上の歴史があり、伝統色である赤・青・黄色の3色で彩色されていることが特徴です。息を吹き入れるとホーホーと音が鳴ったり、振るとコロコロと音がなったり、楽しい仕掛けにも惹かれます。そんな尾崎人形の絵付け体験ができるのがこちらの工房。5種ほどの無地の人形から好きな形を選び、筆とアクリル絵の具で色付け。ドライヤーで乾かしたら、その日のうちに持ち帰れます。
住所/神埼市神埼町尾崎546
電話/090-4986-2797
時間/要問い合わせ
定休日/不定休