《和歌山編》
平安時代の初めに弘法大師(空海)によって開かれた、真言密教の聖地・高野山。その中央に立つ、参拝に便利な宿坊には見事な庭園があり、どの部屋からも風情ある景観を愉しめる。春は枝垂れ桜、夏は高野山に初夏を告げるシャクナゲなどが咲き、散策も可能だ。伝統的な“お勤め”と呼ばれる朝の勤行は、身も心も引き締まる貴重な経験となるだろう。写経の体験もあるのでぜひ問い合わせを。食事は伝統的な精進料理を部屋でいただくスタイル。男女別に大浴場があり、裏山の清水を湧かしている。
客室というプライベートな空間で寛いで食事をいただける部屋食。食事処に出かける時のようにわざわざ身づくろいする必要もなく、湯上がりの寛いだ格好で上げ膳・据え膳のごはんがいただけるなんて極楽です。また、小さな子どもや少々落ち着きのない子どもが一緒の家族旅行でも、部屋食ならば安心。周囲を気にすることなく、大人もゆっくり食事を楽しめます。夕食のあと、そのままゆったり晩酌を続けられるのも嬉しいですね。
全 5 施設