《甲信越編》
300余年前、甲州街道と中山道が合流する地に宿場町として栄えた下諏訪温泉。「聴泉閣かめや」は、江戸時代より中山道下諏訪宿の本陣宿として長い歴史を誇り、明治以降は、芥川龍之介、与謝野鉄幹・晶子、島崎藤村といった文豪たちが宿泊した由緒ある湯宿だ。2013年11月には館内をリニューアルし、昔の趣きある名残と現代の居心地よさが融合した空間が広がる。古人も眺めたという林泉式庭園や、幕末のロマンを感じる皇女和宮ゆかりの「上段の間」など、歴史と文化が薫る宿で特別な休息を。
心も体も癒される温泉は、ひとり旅の王道です。ひとり旅にまだ慣れていないという人には、温泉宿での“おこもりステイ”がおすすめです。エステやスパが併設されている宿なら、外に出ることなく、極上の癒しと贅沢が味わえます。また、露天風呂付き客室なら、いつでも好きな時に温泉が楽しめます。頑張っている自分にご褒美ということで、行きたかった憧れの温泉旅館やホテルを思い切って予約してみましょう。
東京で暮らしていたキャンプ好きの家族が、山梨県北杜市白州町で開いたグランピングとキャンプの施設。約2500坪の森林に囲まれた空間を少数のサイトで使い、自然の力に癒やされるぜいたくなひとときを味わえる。2022年7月にオープンしたキャンプエリアは、ひとりキャンプも楽しめるとっておきの場所。キャンプ初心者にはオーナー家族がアドバイスをしてくれるので、いろいろと教えてもらいながら思い出に残る休日を堪能しては。広大なエリアの中、自然に近い場所でたくさんの時間を過ごし、夏の魅力を存分に楽しみたい。