《関東編》
かの源頼朝が発見し、歌に詠んだという由緒を持つ名湯「花敷の湯」。草津温泉からは車で25分ほどという便利な場所にありつつも、秘湯と言うにふさわしい山あいの隠れ宿だ。銘木を使って建てられた広大な食事処では、囲炉裏の炭火で焼く山の幸が愉しめる。温泉はすべて源泉掛け流しで、内湯のほか、貸切露天風呂が2ヶ所。宿の外からは渓流のせせらぎと鳥たちの声、そして木々の香りをのせた風。全5室の宿とは思えない充実した内容に、きっと心身ともに癒されることだろう。
日常を離れてどこかに出かけたいけれど、だれかを誘って旅行というのもはばかられるなら、あえてひとりでおこもりステイをしてみるのはいかがでしょう。自然のなかでゆったり寛ぐも良し、都会のスタイリッシュなホテルでのんびり過ごすも良し。あるいは温泉三昧の至福の時間を送るも良し。同行者に気を遣うこともなく、スケジュールに縛られることもなく、自分の気分を一番に優先させ、自らの心と体をリトリートしてみませんか。
全 47 施設
手付かずの大自然に囲まれた3つの離れからなる「茜庵」。本館から趣ある外廊下を進むと、新館の半露天風呂付客室「美月」の入り口が見える。ほかの客室より少し広く、約2畳のガラス張りの半露天風呂からは季節の情緒が感じられる。本館からの飛び石通路の先にある客室「春月」、「秋月」はともに約1畳の源泉掛け流しの露天風呂が付き、思い思いに寛げる上質な空間だ。赤ちゃんの受け入れも定評で、肌に優しいアルカリ単純泉の湯は子どもの温泉デビューにもおすすめ。